猫
ごく近しい人に、
「自分は無意識研究家である」
と公言している。
自分や他人の無意識を研究しているのだ。
しかし、いつも、
研究結果について問われると
「無意識下での事は、結局よくわからない」
という事になり、なんの成果も無いのが実情だ。
泣いて笑うしかない。
だって言葉で無意識を表すと
とたんに、それは意識上の世界に
なるから。
詩や音楽や絵や映画、
それは無意識を意識に表す作業
そこで今日のポエム
猫よおまえはかわいい
おまえはいつもの黒猫で
いつもそこにいる
いつでもかわいい
言葉を交わした事はない
けれど、いつでもおまえはそこに
おまえ
おまえはいつでも
おわり