ショウ・スズキ フロムオキナワ

よろしくお願いします

氷川きよしの気持ちがわかる

いつも通り、ただ言っているだけなんだけど

(今日はフリック入力ではなくて、ブラインドタッチだ)、

 

もともと、誰もが承知していたはずなのに、それを

隠していた(?)氷川きよしが、彼本来の姿を現してきているように見える・・

 

と思うのは僕だけだろうか?

 

隠していたわけではあるまい。

色々とスターの苦悩があったのだろう。

金の成る木として事務所やら関係者、そしてファンを思うと、

氷川きよしとしてのキャラを上手に演じなくてはいけなかったのかもしれない。

しかし、彼はある意味、演技が上手ではなかったのではないか?

 

しかし、それが結果的に彼にミステリアスな感じを与え、

魅力に映っていたのかもしれない。

 

だいたい、人は他人に興味がないものだ。

これは基本的原則だ。

全ての人はおそらく、自分にしか興味がない。

あるいは自分の家族にしか興味がない。

 

そんな中で、氷川きよしは作られたイメージを壊せないでいた。

壊したって、別に大したことじゃないのに。

 

だからこそ、最近、本来の彼の姿  ーーーつまり、おねえっぽいとか、、

そういうことーー になったとしても、人はそのイメチェンを

自然なものとして受け入れているのではないか。

 

クィーンを歌うのも、自分自身に誇りを持って歌うように見えた

かっこいいゲイのフレディーマーキュリーを隠喩として自分を

表現しているのではないだろうか。

 

僕はきよしとほぼ同い年なので、

なんとなく、彼の考えがわかる、というような気がしている。

 

誰にも求められていない役柄を、誰かに求められているような気がして

その役を演じている、というような感覚と、

 

そういう感覚に疲れたわ、という感覚。

 

 

俺は俺であり、それ以上でも、それ以下でもない。

なにより、体力的に無理ができなくなってきた。

人生だって折り返した(84歳が寿命だったとするとして)。

 

自分を騙して無理をするのは、想像以上に疲れることだし

年をとれば、無理をする事じたいがどんどん出来なくなって、

勝手に自然本来である姿になっていくのだな、と

実感として思う。

 

たぶん、きよしも体力と時間が無くなってきたと感じて、

半ば無意識的に、好きに生きはじめたのではないか。

 あるいは意識的に、もうやめた、と思ったかもしれないし。

 

ま、

きよしのことはほとんど何も知らないんだけどね。