すさまじい破壊力
家には猫がたくさんいるし老犬もいる。
もうすぐ満一歳になろうとしている赤ちゃんもいる。
赤ちゃんは何に対しても経験が少ないから恐怖心も
育っていないようにみえる。だからなのか、
猫にも近づいていくし、犬にも近づいていく。
猫や犬は「よしよし赤ちゃんだね」という感じではなくて
逃げていくとか、吠えるとか、威嚇とかしているが、
それも我が子は怖くない様子。
私と奥さんにとっての初めての我が子である赤ちゃんは
我々から見るとかわいくてしょうがない。
何をしたってかわいいし、何をしたって許してしまう。
このかわいさ、なんという破壊力だろうか。
赤ちゃんゾウが迷子になって、怖い顔したワニやら
ライオンやらのもとにたどり着く。見ているこちらは
赤ちゃんに感情移入をしているから「だいじょうぶ?」
と心配になる。でもワニもライオンも、赤ちゃんのかわいさに
まいってしまい、しょうがない、と優しい顔になる。
そんな絵本を思いだした。