シンドラーのリストを観た。
高校生の時、好きだった女の子がフェイバリットに挙げていた。そんな事も手伝ってか、いつか観たいと思っていたが、白黒映画が苦手なのと、映画の時間が長い事(3時間超え)が手伝ってか、ずっと観られないでいた。
まぁ、とにかく観た。ようやくじっくり観るタイミングとなった。タイミングとは訪れた時その時がタイミングなのですね。
最後の方でシンドラーが、もっとユダヤ人を助けられたのに、と彼らしくなく取り乱すシーンに涙が出た。
本編が終わると、もうひとつのエンディングシーンとでもいうのか、白黒だった映像もカラーになって、映画の主人公シンドラーの墓参りをする映像が流れる(今更だが実話ベースの映画です)。
そのシーンが、こう言ってよいのかわならないが、スピルバーグ、粋(いき)だなぁ、さすがだなぁ、と思わせる。
どう粋なのか、説明しようと試みましたが、描写と説明が難しいので、あきらめました。
是非実際に見てみて確かめて欲しいです。
本編も映画として素晴らしい、人間や歴史を勉強する機会にもなる、エンディングも粋。
そういえば、
ここ数年、戦争映画をよく見る。
アルコール依存、ならびに、
平和ボケの自分が、
生きていられる事だけでこんなにありがたい事なんだと感じられるから、というのが大きい理由な気もする。
あとは純粋に歴史の楽しみをあじわっている。
事実としての歴史。
人間の愚かさ。
悲惨な状況の下、生き残った先代の下で存在する私。
我が息子の未来、自分の未来。
今日は酒を飲んで、最近気に入っている静かな音楽を聴きながら、昔好きだった女の子(シンドラーのリストをフェイバリットに挙げた子だ)を思い出している。
酒に浸ってうだつのあがらない僕に比べたら、
その女の子は現在、シンドラー的に商業的成功を収めている。
SNS、事実に基づいた映画。
ボンヤリ酔った私に見つけられない
結びの言葉。