子どもが喜ぶ絵本 1
ぼくは保育士を仕事でやっているので、絵本を子どもに読む機会が多い。
保育園にある絵本だけでは物足りず、自分で買うこともあるし
図書館で借りることもある。やっぱり自分で選ぶと、自分のセンサーに
ひっかかるものになってくる。つまりは偏ってくるということだ。
でもまぁ、その総体を個性というのだろうから、何とも思っていない。
自分が選んだ絵本が子どもに喜んでもらえると嬉しい。これはマニアックな
曲をかけて「いいね」と言われて喜ぶDJの人の感覚かもしれない。
保育士は僕だけではないから、多少偏ったってかまわない。
さてそれで、仕事の中で絵本を読んでいる生活を長く続けていると
これは定番、絶対喜んでくれる、という絵本がいくつか出てくる。
そういうのをいくつか紹介してみよう。
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大御所、五味太郎 の いったでしょ という絵本。
五味太郎さんの作品はもちろんベストセラーが多いんだけど
だからといって五味作品がなんでも子どもに喜ばれるかというとそうでもない。
誤解をおそれず言えば、多作で空振りも多い、ということになるだろうか。
この いったでしょ は、シンプルでテンポがよくて、1さいから4さいくらいまで
の子はほぼ間違いなく喜んでくれます。
何が面白いんだろう、とはじめは思っていたけど、そういう体験を
続けていると、何となく子どもが喜ぶ感覚がわかってきます。
この絵本を読む時のコツをあえて言うならば、初めて読む時に続けて何回か
読んであげること。短いのであっという間に終わるんだけど、それを数回
続けているうちにクセになるようです。クセになったら子どもの好きな
ループモードに入っていきます。